第8回日本ゲノム微生物学会年会
ご挨拶
第8回日本ゲノム微生物学会開催に際して
 第8回日本ゲノム微生物学会年会を2014年3月7日(金)~9日(日)の3日間、東京農業大学世田谷キャンパス(東京都世田谷区)にて開催いたします。本会は、微生物学に関する基礎から応用までの広範な学問領域の研究者の参加により、我国のゲノム微生物学研究の更なる振興を図るとともに、若手研究者の育成を行うことを目的としています。

主な研究トピックスは以下の通りです。

• 新規微生物ゲノム配列の決定と解析
• 微生物ゲノムの機能・進化の研究
• 微生物ゲノム・遺伝子システムの機能解析
• ゲノム情報を基盤とした微生物の有用活用
• 有用微生物のゲノム育種
• 微生物ゲノムと細胞動態の研究
• メタゲノム研究、環境微生物研究
• ゲノム情報を基盤とした病原性の研究

 20世紀末に芽生えたゲノム研究は、21世紀に入り革新的ゲノム解析技術の登場で大きく様変わりしました。分子生物学の旗手であったモデル微生物は基礎的・応用的役割に加速度がつく一方で、これまで生理的解析しか出来なかった非モデル微生物もゲノム情報の立派な貢献者となりました。大規模な配列情報の解析や高速配列決定を利用した新しい微生物学的手法の開発には、多くの若い研究者が先導して築き上げてきたことは周知の事実です。ゲノム微生物学会も、こうした若手教員、ポスドク、大学院生、学部生の意欲的な学びの場、積極的な意見交換の場を提供すると共に、中堅、老練の研究者にとっても新しい刺激的な場になってきました。東京大会では、このような新と旧、あるいは異分野横断的な特別企画を考えています。何らかの形で微生物学に携わってきた方々にとって、ゲノム情報は今や誰にでも活用出来るツールになりつつあります。どうぞ、奮ってご参加下さいますようお願いいたします。


第8回日本ゲノム微生物学会年会(SGMJ2013年)
年会長
東京農業大学応用生物科学部バイオサイエンス学科
吉川博文  
年会に関するお問い合わせ:sgmj2014@aeplan.co.jp