会員からの情報

「ポストコッホ生態」シンポジウム&公募説明会

日本ゲノム微生物学会会員の皆様

日頃より大変お世話になっています。
新学術領域「ポストコッホ生態」よりシンポジウム及び公募説明会のご案内をさせて頂きます。
新学術領域「ポストコッホ生態」は7月2日(金曜日)に環境バイオテクノロジー協会との共催で「もっと知りたい!ポストコッホ技術」を開催します。
また、シンポジウム後に令和4〜5年度の公募研究の募集説明会を開催します。本領域では微生物学、生態学に加え理工学や情報学などの様々な分野からの応募をお待ちしています。
Zoomによるオンライン形式で、事前登録制としますので、参加ご希望の方は下記のURLにて参加登録をお願いします(6月1日より登録開始)。後日、シンポジウムへのアクセス情報を登録したメールアドレスにお送りします。(当日は登録された氏名及び所属を確認後に入室を承認しますので、誤記入や記入漏れなど無いようにご注意ください。)

事前登録サイト:https://form.run/@postkoch0702

皆様のご参加をお待ちしています。ご質問・お問い合わせなどはポストコッホ事務局までお願いします。

「ポストコッホ生態」シンポジウム&公募説明会
令和3年7月2日(金曜日)13:00〜17:30

(1)講演タイトル
(2)簡単に説明すると
(3)重要な技術要素を一言で
(4)何に使える?

佐々文洋(九州大学)
(1)微生物培養・分析マイクロデバイスの開発。
(2)BioMEMS・マイクロロボット技術を利用した微生物学実験デバイスを作っています。
(3)BioMEMS
(4)微生物培養データの大規模取得、例えばグロースカーブを1000本単位で取得するなど。

中井亮佑・草田裕之・玉木秀幸(AIST)
(1)培養アプローチで迫る未知・未培養微生物たちの実体
(2)従来の培養法の再検討を通じて得た培養ノウハウを培養デバイスに活かして、新しい微生物たちを獲得する!
(3)古典的培養法の再考 × 培養デバイス
(4)新規微生物の探索、難培養性微生物の培養化

野田尚宏(AIST)
(1)w/oドロップレット培養技術を用いたナノスケール培養技術の開発・利用
(2)100万個のドロップレットを用いたミリオンスクリーニングの可能性
(3)w/oドロップレット
(4)新規微生物の探索・獲得、ハイスループット酵素スクリーニングなど

菅野菜々子(関西学院大学)
(1)顕微ラマン分光を用いた1細胞分子情報解析による非破壊微生物識別法
(2)顕微鏡を覗いて見える、その微生物の種類がすぐ知りたい、取り出して詳しく性質を調べたい、培養したい。バクテリア・アーキアの示す多様な代謝や細胞構造が反映された細胞分子情報を取り出し、顕微鏡で見えている微生物の種類を非破壊的に識別する技術を開発しています。
(3)共焦点レーザーラマン顕微鏡を用いた1細胞ラマンスペクトル解析
(4)細胞ラマンスペクトルには、微生物の持つ補酵素や色素、細胞膜・細胞壁構造といった微生物を特徴づける分子情報が含まれています。この技術を応用し、シングルセルゲノムや培養に向けた高精度な1細胞スクリーニング、細胞レベルでの微生物多様性解析などへと発展させることを目指しています。現在は細胞ラマンスペクトルと機械学習とを組み合わせた1細胞レベル微生物識別法の開発や、メタン生成アーキアの補酵素スペクトルの検出などを行っています。

領域代表 高谷直樹
ポストコッホ事務局(森ヶ崎、小川、辰野、山井)(office@postkoch.jp

以下のPDFもご参照ください。
https://www.sgmj.org/pdf/report/20210531.pdf

[ 21.05.31 ]


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